欧州債券市場が下落している。
イタリア、スペイン国債の利回りも高水準になってきた。
日銀の現状維持による落胆による下落だと思ったら、
どうも違うみたいだ。
為替ニュースより、
独連邦憲法裁判所(GCC)によるヒアリング懸念みたいだ。
GCCは、11日から2日間の日程で、
欧州中央銀行(ECB)の最新の国債購入プログラム(OMT)が、
ドイツの法律に違反しているかどうかのヒアリングを実施する。
9月の総選挙後に判決が下されるのだが、
(判決が、かなり先です・・・)
このヒアリングがかなりのウェイトを占めてるとの事。
もしも、「違憲」という判決が下されると、
欧州で混乱が発生した場合、国債購入を無制限に実施できなる。
OMTに賛成に回っているメルケル政権にとっても打撃だ。
9月のドイツの総選挙とGCCの判決が、
今後の波乱要因にならなければよいのだが・・・。
ちなみに、ECBの国債購入プログラムは、
昨年、欧州金融市場を崩壊から救った事は間違いないと思う。
【予想】
神経質になってきた・・・
ドル円も95円台をつけた・・・
こうなってくると反発は難しいかも・・・。
そろそろ、投資家は、
来週の18~19日の
連邦公開市場委員会(FOMC)を意識しはじめる。
金融緩和縮小が示されれば、
さらに株価は下落、為替は円高に振れることは間違いないので、
その前に利益確定売りをしておこうという心理が働くはず。
14日(金)、17日(月)の2日のいづれかで、
利益確定売りが発生しそう・・・。
参考までに。